TOKYO MER~走る緊急救命室~

日曜劇場【TOKYO MER走る緊急救命室】9話のネタバレ!10話で死者が出る!?

日曜劇場【TOKYO MER走る緊急救命室】9話のネタバレ!10話で死者が出る!?

TBSの日曜劇場枠で放送されているドラマ「TOKYO MER走る緊急救命室」の9話のあらすじやネタバレ・感想、見逃し配信や無料動画の視聴方法などを紹介していきたいと思います。

出演中の稲森いずみさんが新型コロナウイルスにかかってしまうなど、問題もつきまとう「TOKYO MER走る緊急救命室」ですが、いよいよ最終章に突入します!

その前の第9話。政治も絡むこのドラマの行方は!?

それでは9話のあらすじから見ていきましょう。

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日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」9話のあらすじ・ネタバレ

外国大使館で二酸化炭素中毒事故が発生!

出動したMERに「大使館内は各国の領土であり、許可なく立ち入れない」という法律の壁が立ち塞がる。

一方、都知事・赤塚梓(石田ゆり子)は持病で倒れてしまう…指揮官不在の中、救助に向かった喜多見幸太(鈴木亮平)とレスキューの千住幹生(要潤)が患者とともに地下駐車場に閉じ込められた!

時間が経つにつれ酸素は薄れ、患者の容体は悪化…絶体絶命のピンチに、命を救うため危険な賭けに挑む!

日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」9話のネタバレ・感想

国益と人命、優先すべきはどちらか?第9話は大使館が舞台になった。

消火設備の点検中、消火用の二酸化炭素が噴出し、作業員に二酸化炭素中毒のおそれがあると通報が入った。

大使館や在外公館は条約による外交特権で、敷地内に入るためには大使の許可が必要になる。

入ろうとする喜多見(鈴木亮平)を音羽(賀来賢人)は「勝手に入れば国際問題になります」と押しとどめる。

不在の大使の許可が得られない中、赤塚都知事(石田ゆり子)が病床から救助の決定を下す。

医療ドラマとしての本作には3つの特色がある。空気に含まれる二酸化炭素は、濃度が3%で頭痛、めまい、吐き気が起こり、7%で意識を失い、20%を超えると中枢神経が損傷し死に至る。

これまでの各話では、自然災害や事故、建物の損壊など目に見える脅威が立ちはだかったが、第9話では目に見えない気体を相手に迫真の演技が繰り広げられた。

酸素ボンベやガスマスクを装着し、倒れている中毒患者にトリアージと応急処置を行う一連の動作は、本作を特徴づける息つく間もないスピードと一刻を争う緊迫感に満ちていた。

2点目として、生命の尊厳という大文字のテーマを正面から扱っていることが挙げられる。

そのことは各話のストーリーとTOKYO MERのミッションである「死者ゼロ」を通じて端的に表現されているのだが、倫理的で堅いテーマを大上段から説くのでなく、ほとばしる熱量とMERメンバーの絆によって表現する点が巧みだ。

命を救うのがヒーローというメッセージを通して、コロナ禍にあってごく自然な形で命の尊さを伝えている。

第9話では、喜多見とスピリットを共有するレスキュー隊隊長の千住(要潤)が、大使館の地下に取り残されながら決死の救出活動を行った。

災害現場で死の淵にある命を救うことは、同時に自らの命を死の危険にさらすことを意味する。

危機管理対策室長の駒場(橋本さとし)が「自分の命を優先させたらレスキューじゃないんだよ!」と叫んだとおりだ。

ヒーローマインドを体現する鈴木と要の演技には、わかっていても引き込まれる熱量があった。

政治的な側面がドラマの重要な伏線になっていることも見逃せない。国と東京都の対立を背景に、赤塚の特命で設置されたMERは当初から政治的な争点をはらんでいた。

ここに喜多見個人の履歴を重ねることで、二重の意味でMERは政治案件として扱われる。

実在の人物や外国人労働者の問題、大使館の外交特権は医療と政治がせめぎ合う領域だ。

ともすると単調になりがちな医療ドラマにサスペンス色を加えるとともに、守るべきものとしての生命と国益に代表されるその他の価値を対置することで、重層的にテーマに迫っている。

医療と政治の間にまだまだ掘り下げるべき内容があることを明らかにした。

国益か、それとも目の前の命か。「我々は目の前の命より、もっと大勢の人々の利益を守らなければならない」とは白金厚労大臣(渡辺真起子)の言葉。

ただひたすら目の前の命を守ろうとした喜多見は、肉親の裏切りによって多くの人々から名指しで非難される。

誰を助けたかによって、その人の正しさが決まると考えるのは、救うべき命とそうでない命があると認めることに等しい。

本来、命に差別はないはずで、この明らかな矛盾を無視した時、すでに社会は崩壊へと一歩を踏み出している。

公安の月島(稲森いずみ)が指摘する「自分の命をかけて他の誰かを守ってきた人間が、ある日突然、守ってきた人々から石を投げつけられる」状況である。

ヒーローの失墜と、その混乱に乗じて動き出すテロリスト。

MERは何を守るべきなのか?そし、それを守りきることはできるだろうか?

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日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」9話のTwitterの反応・感想

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